最近「読解力がありません」とか「長文が苦手で」というコメントが多いのです。
たまには英語の記事も書いてみるかと思って書き始めたのですが・・・
┐( ̄ヘ ̄)┌
書くことが多すぎる。
本当は『国立大学英語リーディング』の序章に勉強法を全て書いてあるので、
そこを立ち読みでもいいから読んでほしいと言いたいのはヤマヤマなのだ。
が、懇切丁寧・支離滅裂・臥薪嘗胆を売りにしている木村なので、悩んでる
受験生たちのために書いてみようと思い立ちました。
が、(2文連続で「が、」から始まるのはどう考えても悪文やけど、気にしない)
あまりに長くなるので、少しずつ切って書いていきます。
以前こちらに「余計な解説など要らないから、良文を多数揃えてCDが付いた
長文の問題集を出してもらえんだろうか」というコメントがありました。
読解力というものについてよくわかっておられるなぁと思いつつ「了解しました」
と返事を書き、結局それが『国立大学英語リーディング』の執筆につながった。
とは言っても「本」なので、必要最小限の解説をかなり詳しく書いたのですね。
そうすると「解説が詳しい」という人と「解説が少ない」という人に分かれました。
いいですか?面白いでしょう?「ここまで解説が詳しいと助かる!」という人と
「解説が少ない」という人とに分かれた!こんな面白い本ってあるかね?
特に英語の勉強法をよく知っておられる英語のプロの先生方には好評です。
前にも書いたけど、ご自分で勉強するのにも使っておられたりする。
「解説が詳しい」という人と「解説が少ない」という人がいるって書いたでしょう?
残念ながら後者の人たちは長文読解の勉強について、根本的に間違ってる・・・
とまでは言わないけど、もしかしたらやはり少し間違ってるかもしれません。
まずはそこのところを頭の中に叩き込んでおこう!
ものすごく詳しい解説が為された長文読解の問題集って、恐らく僕が思うには
もちろんいい問題集ではあるんだろうけど、あまり力がつかないと思うよ。
特に難関大学を狙う人たちにとっては。
もう一度言うけど、そこのところを頭に叩き込んどきや。読解の場合、そこを
勘違いすると、いくらやっても力の伸びが見られない可能性もあるのだ。
読解問題の解説は絶対に詳しすぎると力がつかない。その文章自体の理解は
できたとしても、模試等で他の文章を読むと数字が伸びないと悩むことになる。
どうしてかを書き出すとおそらくあと2時間は書き続けないとあかんのですが、
そんなことを編集者諸氏が許してくれるはずもないので、簡単に書きます。
本を読むとしてさ、評論を読むとするやない?江藤淳さんの夏目漱石論とか、
そういう評論文を読むとする。英語じゃなくて日本語の本の話です。
評論を数多く読むことで読解力をつけるのです。知らない漢字があったりとか、
知らない言葉があったりとかすると、広辞苑などで調べながら読み進める。
そういうことをしながら読解力をつけていくのです。
そこで問題。
読んでる評論の解説書があったとする。漢字の読み方も意味も知らない語句の
解説も、文章全体の要約も、もう何もかも書いてある解説書があるとするよね。
その本を使って文章を「読破」したとするじゃない?
その教科書ガイドみたいな本の助けを借りながら、「読破」したとしよう。
それって本当に読破と言える?
そんなことで読解力がつくと思う?
絶対につかない。自分で調べながら読むから読解力はついていくのですわ。
最低限度の解説があったらそれでいいのです。読解力をつけるための本って
絶対にそうでないとダメなのです。僕の本でも詳しすぎるぐらいなんや。
『私立大学英語リーディング』になると更に解説が詳しすぎる!m(__)m
でもしょうがない。自習用の本やしな。最低限度を超えたかもしれないけど。
古来の受験英語問題集の感覚で「全ての文に解説を付けないといけない」って
いう式で作られた長文問題集は(悪くはないけど)その理由で僕は使わない。
そういう本は生徒たちには与えない。
わからないことがあれば自分で考え、自分で調べる習慣をつけることが必須!
そのために辞書がある。そのために『ロイヤル英文法』がある。そしてもちろん
そのために先生方が職員室に待機しておられるのです。
少し考えてわからないとすぐ解説を見る(決して「読む」ではなく「見る」だ)という
姿勢をまずは正すところからスタートしないと、読解力は絶対につきません。
だから今日の一言。
読解力を高めたいのであれば、必ず辞書と文法書は横に置いておきましょう!
わからないことがあれば、解説を読んだり全訳を見たりするのではなくって!
まず自分で調べてみましょう。そのうえで解説を見たり先生に尋ねたりしよう!
これは英語だけでなく、現代文や古文にも言えることなので覚えておいてね。
次回は「自分で考える力をつけるためにはどうすればいいか」を書きます。
読解力を高めるための方法について、続きが読みたい方は
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(追記)だからさ、絶対に『教科書ガイド』を買ってはならないのだ!
楽しようとするならそれもいいが、後で苦しむことになるぞ。


キムタツ先生、ご無沙汰しております。
毎回、ブログが更新されるのを楽しみにしております。
私も先生の『国立大学英語リーディング』を購入し、学校の教材として、時に自分の勉強にも利用させて頂いております。
解説や解答の根拠など、非常に丁寧でわかりやすいものだと思います。実際、国立大を目指す生徒に1文1文を懇切丁寧に分析し全て提示したものは必要ないかと思います(もちろん先生のご指摘のようにそのようなテキストも悪くはないですが)。やはり、自分で考えそして答えを導き出す思考法が大切だと考えます。そういった意味でも『国立大学英語リーディング』は非常によく構成された著書だと感じます。
ただ、英語読み方を知らない生徒(感覚で読んだり・なんとなく単語をつなぎあわせるような生徒)には1文1文を丁寧に分析したテキストが必要かと思います。またそのような英語学習初歩の精読をメインにしたテキストも期待している先生方・英語学習者も多いのではと思った次第です。
お暑い中でのクラブ活動、お体にはくれぐれもお気をつけくださいませ。
Posted at 2008.08.12 by ツッチー
キムタツ先生の仰る通りです。ツッチーさんのご意見にも大賛成です。また教科書ガイドについては、それに頼ってしまうと、何が必要で何が不必要かの判断力が鈍ると思います。生徒はただでさえやることが山積みですから、こちらとしては少しでも無駄な努力はさせたくないですものね。そのことをはっきり言ってくださる先生方の存在は本当にありがたいと思います。
Posted at 2008.08.12 by ゆう
細部にこだわるのは長い目で見れば無駄にはならないでしようが、
受験という限られた時間で物事を処理する力を付けなければならない今、
テスト問題ならば常識の範囲内で出題されております。
受験の英語長文なら、細部にこだわると思考を妨げると自覚したほうがいいと思います。
Posted at 2008.08.12 by 医師が教える「TOEICで920点」科学的英語勉強精講!
教えてほしいことがあります。
たまにみるこの名言のような素晴らしい本のタイトルを教えてくだい。
Posted at 2008.08.13 by ぼのぼの
お久しぶりです。
確かに、解説の詳しい読解の本は、試験の点数に結びつかないかも知れませんね。
私としては、CDと全訳文は必要ですが。
よく、通信添削のZ会が、良いとされるのは、自分から調べる力をつけるのに役立つからかもしれませんね。
何でも、楽しては駄目ですね。
汗を流しながら、一生懸命トレーニングしなければ、力になりませんね。
そういう点で、先生のところの野球部に期待してますよ(笑)
Posted at 2008.08.13 by 岡田
暑い日が続いていますね!
キムタツ先生は部活も大変だとは思いますが、お元気ですか?
私は、最近は学校も図書館も行かないで、家で勉強をしていました。
クーラーもない部屋なんですが…、音読ができるので、質問や添削してもらうものがない限り、家でやるほうがずっと効率がいいような気がしています。
それで、少し予定より遅くなってしまったんですが、先生の東大基礎力マスター、文法編をやりこんで、やりこんで、やりこみました!
例文ごと覚えるくらい繰り返し音読して、自信もついた気がします!
このまま構文編に入っていこうと思います!
まだまだ普通の受験生に比べると断然ペースが遅いですが、あきらめません!
頑張ります!先生、本当にありがとうございます!
Posted at 2008.08.13 by ma
僕も長文読解の勉強の効率の良いやり方を探しているときにキムタツ先生と同じ答えにたどり着きました。最近本屋で良い長文の問題集がありましたが、お金が足りず、買えなかったのでアマゾンでその本をしらべ評価を見てみると3・0で凄く悪いって意見と、凄く良い極端に分かれてました。個人的に思うのは志望校の赤本やSFCの長文を読みまくるってのが良いとおもってるのですがどうでしょうか?
Posted at 2008.08.13 by けん
ツッチーさん
ご無沙汰です。私の本を使ってくださってありがとうございます。
長文を読むときに逐語的に読むレベルを早く脱却しないとあきませんね。
その前の段階で、いかに基本的な読み方を鍛えておくかが勝負だと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。
Posted at 2008.08.20 by キムタツ
ゆうさん
その意味では一番大事なのは生徒たちが先生方をいかに信用するかということですね。
信用しなくなると教科書ガイドに走ったりする可能性が出てくるかなと思います。
Posted at 2008.08.20 by キムタツ
医師が教える・・・さん
そうですね。まさにそのとおりだと思います。
木を見て森を見ずということにならないようにすべきなのです。
Posted at 2008.08.20 by キムタツ
ぼのぼのさん
「名言のような本のタイトル」って?要するにどの本に載ってたかってことかな?
それは前にも書いたけど、いろんなところからピックアップしてるので書ききれない。
キミ自身はどんな本を読んで、どんな風に成長しようと思ってるのかな?
Posted at 2008.08.20 by キムタツ
岡田さん
まさにそのとおりです。Z会もあれで問題のクオリティが高ければ…なんですが。
多少難しくても自分で調べて自分で勉強するから力がつくのです。
Posted at 2008.08.20 by キムタツ
maさん
それでいい。必ず物凄い力がつくよ。信じてがんばろう!
Posted at 2008.08.20 by キムタツ
けんさん
アマゾンの書評ほど当てにならないものはないと思うけどな。
自分がいいと思った本は、それが仮に数万円しても買うべきだと思うよ。
過去問はあくまでも過去問なので何とも言えないけど、気休めにはなるかもしれん。
でも大事なのは過去の問題が解けたかどうかではないので、その点では総合的な
読解力を身につけようとする努力が必要なのですぞ。
Posted at 2008.08.20 by キムタツ