昨日は野球部顧問を一緒にやっている宮田先生の本を紹介しましたが、この本も同じく灘の山田先生が出された医歯薬系の小論文対策の本です。
以前「ホッと♪ホームルーム」のほうで紹介はさせていただいたことがあるんですけどね。単なる対策本というより、医学についていろいろと考えさせられる本なので、医学部に進もうと思っている人は是非読んでほしい。
こうやって自分の頭の中にあるものが形になるのは嬉しいものです。
ところが注意してもらいたいことがあります。
団塊の世代を中心に自費出版がブームです。でもなかには出版社と著者がもめてしまって訴訟にまで発展しているケースもあるそうですね。
確かに自分で費用を払ってでも本を出したいという気持ちになることはありますし、僕も以前はそうでした。でもね、書店に並べて一般の方々にも読んでもらおうと思うのであれば自費出版はやめた方がいいですよ。
たとえば200万払って100部刷ったとしますよね。これ、書店には並ばないと思います。悪い業者だったらカネだけとって印刷もしないかもしれません。
なぜなら刷ってしまってそれを在庫として保管するとそこに固定資産税がかかってしまって、出版者が損をしてしまうのです。自費出版がヒットしたケースもないわけではないけど、ほとんどありませんわなぁ。
そうするとその100部という極めて少ない部数でも何人かの方が出版するとかなりの部数になり、出版社はちょっと経って売れなければ廃棄処分にします。
出版社は著者に渡す30部だけ刷って、残りの70部は版だけ取っておいて、実際には形にしないというケースだってあるわけで、それが訴訟になっているのかもしれません。
もちろん「こんな本が出ました」と書店に営業をしてくれるわけがありません。営業しないと売れませんから、結局その本は売れないことになります。
著者がその100部とも引き取れば問題はありませんが、そうなると流通には乗らないので、結果的には書店に並ばないことになります。まさか著者が書店に「これ置いて」と持っていっても、書店は困りますからね。
だから自費出版ってのは刷ってもらった本を周囲の人たちに配ったり、子孫のために残したりするために出すのなら問題ないのですが、ちょっと「色気」を出して書店に並べてもらおうとするならやめたほうがいいです。
ではどうするのかということですが、やはり出版社に原稿を持ち込むのが一番です。担当者が「これは素晴らしい」と思えば出版してくれます。どれぐらいの企画が通るのかはわからないですが、本当にいいものなら形になるはずです。
それと最近のパターンでいえば、インターネットを使うというやり方ですね。
一時、2chから『電車男』という本が出ましたが、それ以後もネット上で小説を書き、それが多くのアクセスを集めた結果、本として出版されるということが増えてきました。
また『きっこの日記』など、一般の人たちが考えていることや観察したものが人気を集めて、それが多くのアクセスを集めたので、出版社から連絡が来て書店に並んだということも増えています。
小説ならば雑誌に投稿するのもありかと思います。
ほとんどの人が自費出版で出そうと思っているこれまでの自分の人生を扱った「個人の生き様」的なものは、よーっぽど波乱万丈で、よーっぽど成功していなければ、なかなか取り上げられないのです。
なぜならほとんどの人の人生って、自分が思っているほども波乱万丈じゃないからか、あるいは波乱万丈って上には上がいるものだからですね。
実はもうひとつのパターンがあります。最近同僚によく言われる「きむちゃん、俺も本を出したいから出版社紹介してほしいねん」というパターンです。
誰か近くに本をすでに出して、物書きとしてある程度の名前が出ている人に紹介してもらうという方法ですね。とりあえずは紹介してもらえると思います。
でも結果的に面白くなければ採用はされないので難しい世界です。
僕の本でもそんなに売れているわけではないですからね。例えばお笑い芸人やタレント本などのようにTVに出ている人たちの本や政治家の本などに比べると、1冊あたりの売れた冊数は本当に信じられないぐら少ないものです。
出版社も経済活動をしているので、ある程度売れると思えないと出してくれないのです。逆に言えば売れるものなら、有名な物書きでなくても出してくれる時代です。
このブログっていうメディアはいいですね。本を出してみたいなと思われる方は、それをブログの形で出してみることです。それがある程度のアクセス数をゲットすれば、出版社のほうから声がかかるはず。
nimselさんの本もそうですね。
要するに「これだけの読者がすでにいるのだ」という実績を示すことができれば説得力が増しますからね。自分が口で言う以上に、カウンターの数字はモノを言います。
というわけで今日は本を出す方法について考えてみました(^-^)
10年前の僕みたいに「この自分のコンセプトが本になればいいのに」ともがいている人の一助になれば幸いです。
いつも愛のクリックをありがとうございますm(__)m
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(追記)次作にとりかかってる僕も頑張ります!
(追記)発売中のアエラEnglishの1月号は単語力をつける特集でして、僕も写真入りで出ています。よければどうぞご覧下さい。


必ず本を出そうと考えています。今はその原稿を作成している途中ですが、自分の頭の絵を書けないことが多く、かなり苦労しています。形になったら出版社に売り込もうと考えていますが、その時はキムタツ先生に一度相談させてください。よろしくお願いします。
Posted at 2007.11.25 by キムマネ
今丁度キリ番踏みました!もう60000Hitなんて早いですね・・・
ではでは今後の日記楽しみにしています。
Posted at 2007.11.25 by 火鷺葵
木村先生,今晩は。
僕は「あせらず、おごらず、あきらめず」の精神でじっくりと行こうかと思います。先生の先日のブログにとても感銘を受けて,何度もうなずきながら読みました。
最終的には生徒や同僚の為に本を書きたい,って自然になるまで,又それがあらゆる人の役に立つ様に,という角度から考えると,まだまだ今の自分では力量不足。授業や学校での取り組みで十分力をつけて,機が熟すまで今しばらく待ちます。
沸々と,静かに,だけれど熱く、、、。
Posted at 2007.11.25 by J
初めまして。
私は、本を出版しようとは思っていないのですが、
こちらのサイトにお邪魔して、
なるほどぉ~と思いながら読ませて頂きました。
やはりビジネスですから、
出版もあまくはないですよね。
また、お邪魔させて頂きます。
応援のクリックさせて頂きます…^^
Posted at 2007.11.26 by 中学生や小学生や高校生が…
キムマネさん
頑張って下さいね。まずは企画書を作って、それを出版社に持ち込んでからのほうがいいですよ。そのほうがアドバイスをもらえます。今のままでは出せないけど、こうしたら出してもいいよなどのアドバイスです。編集者の声を聞きながらやるのもひとつの方法です。
Posted at 2007.11.26 by キムタツ
火鷺葵さん
ありがとうございます!切り番を踏むと嬉しいですよねぇ。僕は自分のブログなのに踏んだことがありません(笑)この時期はまだ1日に2500アクセスぐらいですが、入試の時期は増えてくるかなと思っています。またこれからもよろしくお願いします。
Posted at 2007.11.26 by キムタツ
J先生
大丈夫です。先生は放っておいてもかなり熱いお方ですので。「あせらず、おごらず、あきらめず」ってのはいいですね。泰然たる態度で落ち着いていることが大事だと思います。僕はこれからも「お陰さまで」と「まだまだこれからです」を大事にしながら生きていこうと思います。
Posted at 2007.11.26 by キムタツ
中学生や・・・さん
ありがとうございます。出版ってのは本当にビジネスです。僕も本を出して初めてわかったことがたくさんありますが、「こんなんが売れるんか」という本であっても裏ではいろんな動きがあったりします。逆に「こういう本があればいいのに」と思っていても、それが出版されない事情もあるみたいですね。これからもよろしくお願いします。
Posted at 2007.11.26 by キムタツ
先日は1(A)の質問の答えありがとうございます。
もう1つ質問ですが、
それは大問2のライティングですが、「東大ライティング&グラマー」の
合格答案・残念答案の訂正例・ネイティブスピーカーの解答のような
発想、つまり内容面の充実さが「あそこまで思いつくかな・・・」と心配しています・・
予備校(多分大手)のアシスタント(チューターさん)にも添削をお願いしているのですが、内容に関しては一切ふれずに「文法とかのケアレスミスがないから大丈夫だよ」
としか言われていないので自分で大丈夫だと思ってもやはり心配です・・・
そこで、内容面の発想力(常識的な発想を瞬間的に考えられる)を鍛える訓練で
自分で書く(当たり前ですが)以外で方法があるのなら教えてください。
遅くなりましたが、次作も頑張ってください!!それができている頃には自分はもう大学生(東京大学理科一類の)になっているはずですがね・・・(できれば、自分も協力したいですね・・)
Posted at 2007.11.26 by buchi
buchiさん
発想に関しては数をこなして、コツをつかんでもらうのが一番やなぁ。授業なんかでもそういうコツに関しては説明するねんけど、やっぱりそれこそ「つかむコツ」みたいなものはないしね。ビジネスでも出版でも発想が一番大事でね。東大はその発想力を大事にしてるわけやな。頑張ろうぜ!
Posted at 2007.11.28 by キムタツ
私、よく詩を書いてまして、学校の先生に自費出版をすすめられました。
なので、自費出版を受け付けてくれる出版社や出版方法を探したりしたところ、キムさんの所にたどり着きました。
現実を思い知らされました。
まだ中2なので、早いかもしれませんが、一度出版社さんに持ち込んでみたいと思います。
ありがとうございました。
Posted at 2008.03.16 by まゆ