お陰さまで『ユメタン』が売れているみたいです。著者ってのは自分の書いた本が
どの程度売れていて、どの程度売れてないのか、まったくわかりません。
でもアルクさんからの報告によれば、かなり好調なんだそうで、感謝しています。
さて、『ユメタン』についてはまた書くとして・・・前回の続きです。
A君はそこで音のルールを勉強しました。といっても大層なルールでもないので
少し勉強したらわかりました。そうか、こんな感じで音がくっつくのか・・・と。
そこでA君は別の問題集を買ってきてやり始めました。前回よりは多少は聞こえ
るようになりました。よしこの調子で続けていればかなり聞こえるようになるぞ!
・・・と、やってみたのですが、やはり聞き取れない箇所はヤマカンになります。
どうしたら細かいところまで聞こえるようになるのかなぁ・・・と思って先生のところ
に行きました。その先生はリスニングが得意だと授業で行っていた先生です。
A君 先生、ルールを知ると多少は聞けるようになったのですが、細かいところ
まではなかなかなんですよね。どうすれば聞けるようになりますか。
先生 正解はできるようになった?
A君 はい、正答率は上がりました。でもやはり細かいところが聞き取れません。
先生 正解率が上がったのであれば、今の調子でどんどん続けることだよ!
なんて感じで、これまた若い頃の僕なら答えてたんだろうけど、今のA君の状態
で続けていって、細かい箇所が聞き取れるようになるかというと、なりません。
というか、相当な数をこなさないとダメです。他教科を犠牲にする程度に。
受験生にそんな時間などありません。さらに言えばA君には致命的な欠点が。
それは個々の単語の知識が非常に少ないということでした。
例えば、ruleという単語は「ルール」ではありません。「ルーォ」ですね。
localは「ローカル」ではなく「ロッコォ」です。
確かにruleやlocalという単語は知っているように思えても、音声の知識も持って
いなければ、正確には聞けない。
Our local boy scoutは「アワロッコボォイスカウッ」というふうになります。
「アワ」や「ボォイスカウッ」の部分がわかっても「ロッコ」が聞き取れないと、頭の
中で「ロッコ???はい???」みたいな感じになり、気がつくと放送がどんどん
流れていってしまうということになりますよね。
なので今日の教訓ですが・・・
個々の単語の音声知識を正確にゲットせよ!
ということです。
実は『ユメタン』を作るときに、多くの学校の先生方が協力してくださいましてね。
生徒たちにアンケートをとってくれた学校もありました。
そこでわかったことですが、単語集を使うのにCDを聞かない生徒が80%以上
いるということでした。CDだけで単価が200円ぐらいかかるのに!もったいな!
単語の意味を覚えるのに躍起になって、音声情報というか知識が後回しになり
挙句の果てに「発音やアクセントが苦手」なんて情けないことになるのです。
単語は単語だけで勉強するのではない!
単語を覚えながら音声も身につけることが大事なのですね。これが『ユメタン』だと
和訳力、英作文力、スピーキング力までゲットできるのです。
リスニングの勉強の基本は単語の音を正確に身につけることなのです。
え?受験生はセンターまで間がないのに今からじゃ遅すぎる?何を言うかね!
『ユメタン』を持ってる人はCDをセットして(無論ipodでもいい)UNIT1の100語
を聞いてほしい。何分かかる?100語を聞いて一緒に発音するのに何分だ?
そう!10分!10分しかかからん。
ってことは1000語が収録されているので、1000語の音声知識を身につけるの
にかかる時間は、10分×10UNITで100分。つまり1時間40分なのです!
それをちゃんと一緒に声を出しながらやることで、基本的な音声知識がゲット!
できるのですから、それぐらいの努力はやることです。頑張りましょう!
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(追記)おかげさまで父親の四十九日の法要が終わりました。
少し落ち着きました。ありがとうございます。


毎回、毎回、早く続きが読みたくてたまりません。私の場合を考えると、確かに単語を覚えるとき声に出して読み、テープで正しい発音を確認していました。(当時はCDなんて素晴らしものはなかったので。)そして、文章をなるべくネイティブっぽく聞こえるように、かっこつけて発音していました。あ、今、私外人になってる、なんて。(笑)それがよかったのかどうか、リスニングはできるようになりました。続き、楽しみにしています!
Posted at 2008.11.18 by Dan
キムタツ先生こんばんは!!浪人のナッシュです
私もシス単CDを買ってキムタツ先生のおっしゃるのと同じように一日1〜100語で一通りやりました
しかしこれは目安としてどれくらい何回ぐらいやればいのでしょうか??
Posted at 2008.11.18 by ナッシュ
おはようございます
単語力を身に付けながら音声も耳も鍛える
リスニングは得点源。
他教化とのバランスも大事ですね。
最大効率で学習できる教材をありがとうございます。
Posted at 2008.11.19 by 医師が教える「TOEICで920点」科学的英語勉強精講!
「個々の単語の音声知識を正確にゲットせよ!」
その通りだと思いますが、これは日常学習が大事ですよね。短期学習では、今まで誤って覚えてしまったものの音声情報の再確認という程度しかできませんよね。今の時代明治時代の「正則英語」のような英語をしている高校生はいないでしょうが、その短期学習での秘訣は何でしょうか?
音声学的に言えば、わずか112種類の音節しかない日本語母語話者が、世界中の言語中でも一番異なる音節数の多い英語(諸説ありますが4千音節以上)を学習する時には、音声知識が一番の障害になるのは自明のことです。ちなみにフランス語や韓国語は1500~2000音節、中国語は声調を除外すれば約500音節と言われています。その裏返しが日本語の同音異義語の多さの原因。
音素としての音声情報を手軽に確認できる手段として「音声記号」の知識も大事ですよね。
Posted at 2008.11.19 by arihiro
忌明けで少し落ち着かれましたか。うちは次の日曜日の大学でのお別れ会でおしまいです。それより,まだ喪中はがきだしてない。いそがなくっちゃ。あれ,11月中ですよね。
日本も怖いですね。宅配業者を装って玄関先で人を殺すなんて。東京で一人暮らしの息子にも気をつけるように言ってはいるのですが。母親としては心配。
それはそうと私もユメタンすぐに買いましたよ。でもね数学するのに忙しくて単語チェックのページをコピーしただけ。ごめんなさいね。
リスニングについて。発音できないものは聞き取れない。知らない単語も聞き取れない。当たり前のことなのに,大事にされていないことのような気がします。今年も中学生をメインに担当しているので,単語テストの前なんかは単語覚えるのに付き合ったりするのですが,音読するとき唇を(口ではありません)動かしませんね。日本語の音と英語の音の違いがたたきこまれていないのでしょうか。かれらの英語が英語に聞こえないのは私だけではないと思うのですが。先生のとこの子らはどうですか?
Posted at 2008.11.19 by romy
Danさん
僕は逆にそういうことを楽しんでやらなかったので、30歳過ぎてから苦労しました。
生徒たちも「できる自分」を楽しみながらやればいいのですが。
ナッシュさん
簡単です。覚えるまでです(笑)。
システム英単語ですが、フレーズが英作文対応ではないので、ちょっとご注意あれ。
医師が教えるさん
こちらこそありがとうございます。これからも頑張りますよ!
arihiroさん
おっしゃるとおり!普段からの音声練習が鍵を握るのですが、単語集なんかでも
CDを使わないで勉強した挙句、patientを平気でパティエントなんて発音する
生徒が多いらしいです。それではいくらディクテーションをやっても意味がないので
とりあえず短期で発音記号を見ながら、音声認識することが大事だと思います。
単語集を1冊仕上げても数日もかかりませんしね。確認程度でも意味があると思います。
romyさん
うちの生徒たちをひとくくりにはできませんが、僕の学年の生徒たちは今のところ
大きい声を出してやっていますね。
Posted at 2008.12.2 by キムタツ