2008年8月19日

第3回英語教師塾が近づいてきた

B社Y君

社会人になっても街中でこんな格好で遊んでいるB社Y君は素敵です。
その彼も参加する第3回英語教師塾が23・24日に行われます。

今回はベネッセやアルク、数研といった教育業界の方々も含め、過去
最多の約50名ほどが参加されます。

東京や鹿児島などからも来られる。熱心な先生がたばかりです。

場所は灘校の僕の教室でやるんですが、まぁホント楽しみです。

今回は読解総合(評論)・大意要約・小説の3題を用意しました。そして
その中から1つ選んで授業に参加された先生方にしていただきます。

大意要約の授業なんてしたことがないから、逆にやってみたいという、
非常にやる気のある先生方もいらっしゃいます。

うまく授業が出来なくていいのです。それで他の先生方から助言とか
苦言をいただき、それを事後の指導に生かせばいいのですからね。

予備校などでやっている、単に講師陣の授業を見るだけのものとは
違い、自分でやってみて、それを評価してもらうことに意味がある。

参加される先生方、よろしくお願いします。もちろん僕もやりますので
厳しいご意見を頂戴できればと思います。楽しみにしております。

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(追記)昨日の記事を読んで「やり方を変えねば!」とメールを下さった
     先生方もいらっしゃいますが、普段どおりにお願いしますね。

(追記)第4回は東京でやろうかなと考えております。

  

2008年8月18日

読解力を高めるために、その3

お言葉

今日は読解力を高めるために、その2」の続きです。長文読解を解くときに
いちいち全文を構造分析しながら読んでたら遅くなるのは自明ですよね。

ところがどうもそういうクセがついてしまっていて、だから大学に入った後に
ごっつい長い論文を読むときにも構造分析しながらでないと読めないという
大学生も結構多いそうです。それでは論文も本も読めっこありません。

我々が日本語で書かれた評論文を読む際に、日本語の構造を分析する
なんてことはしないはずです。これが主部でこれが述部で・・・なんてふうに。

ところが英語だとどうしてそういうふうにしか読めないんでしょうね?

その理由を考えてみました。

****************************

①  英文を読む習慣ができていないので、逐語的にしか読めない。

② 英文解釈をするときのクセが抜けきっていない。

③ 評論のパッセージの成り立ちを理解せずに読んでしまっている。

*****************************

まぁこんなところかなぁと思うんですが、他に理由ありますか?あるかな。

デカンショ祭り
(丹波篠山のデカンショ祭です)

で、いずれにしてもこういった人たちは日本語の評論を読むときも苦労して
おられるんじゃないのか?と思うんですが、どうだろう?

たとえば第1段落を読んでるときはいいんだけど、第5段落を読むあたりに
なると、第1段落や第2段落に何が書いてあったか覚えてない!

その原因は要するに、「筆者の言いたいこと」を掴もうとして読んでいない。

単語の意味や構文なんかを理解しようとするレベルから脱しきれていない。

例えば次の英文を読んでみて下さい。

*****************************

Whoever has to deal with young children learns
that too much sympathy is a mistake. 
Children readily understand that an adult who
is sometimes a little strict is best for them.

*****************************

これは来月頭に発売になる『東大英語基礎力マスターVol.5』から抜粋
したものです。問題1に掲載されているものです。

これを読む際に一番にしなければならないことは何か?

 

それは前から前から構文を取っていくことです!!!

 

と、答えた人は間違いです。正解は・・・

 

「筆者の言いたいことを掴み取ること」です。

 

単語の意味、文法の理解、文構造の分析といったものは、筆者の主張を
汲み取るためのツールなのです。だから単語や文法や構造分析力って
大事なのですが、それ自体が目的になっては意味がありません。

もちろん上の英文が下線部訳になっている場合には、一生懸命に構文を
分析して、ある程度は単語と構文に忠実に訳したほうがいいと思う。

でも長文の一部で下線も何も引かれていない場合にはさっと読んだうえで
「なるほど子どもに共感しすぎるのは良くないのか」と理解し、次の英文に
どんどん進んでいったほうがいいわけです。

もちろん下線が引かれていない部分に知らない語句があっても気にしない。
例えば上の文をもう一度違う形で提示してみましょう。

*****************************

Whoever has to ( ? ) with young children ( ? )
that too much ( ? ) is a mistake.
Children ( ? ) understand that an adult who
is ( ? ) a little strict is best for them.

*****************************

慣れないうちは構文を必死に取ってもらっていいのですが、上のように
空所に知らない単語があるとしても、「なんかよくわからないけど、どうも
子どもには厳しいほうがいいってことやな」と読めれば問題ない。

知らない単語があっても関係ない。知ってる単語から「筆者の言いたい
こと」を把握できれば問題ありません。

日本語の新聞を読むときだってそうですよね。例えば経済欄なんかだと
意味がよくわからない漢字があってもだいたい読める。

なぜかというと、それ以外のところからナントナクわかろうとする読み方が
備わっているからです。全ての言葉を知っている必要なんて全くない。

神戸の夜景

ではここで少し整理してみましょう。

*****************************

①与えられた長文を読む際は「筆者は何を言いたいのか」を把握すること
  を第1目標にして読み進める。とにかくどんどん読み進めること。

②下線部訳の部分でない限り、いちいち構文を取ろうとせずに読み進め
  知らない単語があれば無視して、他の部分から読み取ろうとする。

③ただし問題に関係する箇所、下線が引かれた箇所についてだけは
  単語の意味や構造分析を意識しながら精読する。

*****************************

構造を分析する練習ってのは、例えば『国立大学英語リーディング』では
なく、その前の段階で、例えば『ビジュアル英文解釈』などで練習する。

僕の友達である四天王寺高の大向先生も、高1高2あたりで英文解釈の
本を2冊は生徒たちに与えて潰させると仰っておられた。

それをやりながら長文に関しても高2あたりから与えるんやけど、解釈と
長文とでは、問題集の目的が大きく異なる。

ところがどちらも構文を取りながらでないと解けない、読めないというのは
もしかしたら学校と予備校のせいかもしれんが、訳し下ろしながら読まない
と授業ができないということでは、生徒たちもそういうクセがつく。

英文解釈用の問題集と長文読解用の問題集の切り口が同じでは意味が
ありません。前者はそれこそ長文の下線箇所を熟読するためのものだ。

長文を読む際に、下線を引いた場所や問題に関係のある箇所と、そうで
ない箇所とを同じ速度で同じ精密さで読む必要なんてないからね。

むしろ問題に関係のない箇所でよくわからんなぁというところがあったら、
全訳を見ながら、辞書をひきながら、『ロイヤル英文法』を調べながら、
どんどん補強すればいいと思う。

で、ここまで書いたけど、実はここまでが導入。

だから最初に言うたやん。めっちゃ長くなるよって。

とりあえずここまでは、長文を読む際は、下線部を訳すのと同じ読み方を
したらアカンのやなってわかってくれたらそれでいいのです。

具体的にどうやって読んでいけばいいのか。

それをするために大事なことは何か。

それについてはまた明日以降に書きます。楽しみにしておいてくださいね。

それと『東大英語基礎力マスター』Vol.5とVol.6の初稿が届きましたが
いずれも「実況講義篇」でして、僕の授業が再現されております。

ちょっと関西弁が混じっているところもあるけど、それはご容赦あれ(笑)。
「こんにちは、木村です。」から始めて、最後のメッセージまで、それこそ
授業CDを聞いている感覚でやってもらえたらいいなと思っています。

ホントにいつもありがとうございます。
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(追記)僕は高2の後半以降になると、長文も全部は読みません。
     英文解釈の授業なら全部読むけどね。

 

  

2008年8月17日

ブログを更新するとはケシカラン!

SUNFLOWER

皆さん、夏休みをいかがお過ごしでしょうか?私は原稿に追われていて
まぁ要するにいつもどおりの夏休みを送っておりますがなm(_ _)m

今月はどうも更新頻度が7月に比べて落ちてるぞとお気づきの方も
いらっしゃるのではないかと。

さらにたまにブログを更新しないと「どしたぁ!?」というメールを
くれる友達が何人かおりましてね。

僕が消えると飲み仲間がいなくなると心配しているのか、
あるいは本が売れないのを苦にして僕がどこかに高飛びしたのでは
ないかと心配しているのか、それは定かではないけれども、
まぁとにかくブログの更新がなくなると連絡をくれます。

嬉しいのですが・・・

お前たちはホントにいつもいつも(笑)私は大丈夫やから。

どうしてあやつらが「忙しくて更新できない」という選択肢に
たどり着けないのか甚だ疑問ではあるけれども、
どうも奴らは「木村は多少忙しくてもブログは更新する」という
間違った認識があるようなのです。

確かにそうしたいのはヤマヤマなんですが、そうもいかないのだ。

なぜならこのブログを見ている人の中には受験生、受験生の保護者、
大人の方々に混じって、編集者諸氏も含まれているからなのです。

  

原稿がまだなのにブログを更新するとはケシカラン!

 

嬉々としてブログを書いているとそういう声が時として届けられる。

 

なので、否応なしにブログは沈黙することになる。

 

沈黙するとランキングの数字が落ちる。

 

そういうと、「それなら早く原稿をよこせ」という声が寄せられる。

 

ふむ、確かに。

 

「ランキングなんてやめれば?」という声もあるのです。

「ランキングなんて意味ないよ」と。

  

さらに言えば「コメント返す時間もバカにならないですし、

コメント欄を廃止しちゃえばどうでしょう?」なんて声もある。

 

 

バカ言っちゃいかぁん!

 

 

1位にこだわってるわけではないのですぞ!

執筆なんて孤独な作業をしとると、読者からの共感がほしくなるのだ!

 

ランキングの数字もコメントも私のモチベーションを上げてくれる

大切なディバイスなのだ!

 

・・・と言っても「とにかく原稿を」と仰る。

 

相手のほうが正しいものだから、ぐうの音も出ない。

 

ブログが更新されないと、読者の皆さんは好意的に「忙しいんだな」と

思ってくださるのだと思うのです。まぁ間違いではありません。

 

しかし実はむしろそんなわけでして要するに・・・

 

編集者が怖いんだなと思っておられる方こそが正解なのです。

 

そんなわけでランキングの数字ががた落ちになっております。
大変申し訳ありませんが、愛のクリックをお願いします。
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(追記)あいさん、コメントありがとうございます。基礎力マスターの5と6は
     どうやら9月3日か4日あたりに発売になるようです。お楽しみに!

 

 

  

2008年8月14日

お盆に思う

ユリの花

お盆ですね。お盆祭りを中学の英語の教科書はBon Festivalと訳してました。
これではたぶんEnglish Nativesたちにはわからんだろうなぁと思いますね。

でも「お盆」って何?と日本の小学生や中学生に、否、19歳や20歳に聞いたら
なんと答えるんやろ?と考えていたのですね。

で、私のもっとも身近にいる中学生に聞いてみました。「おい!お盆って英語で
説明するとどういう日なんや?」と。すると彼女は少し考えて・・・

 

Ghosts come back home.

 

と答えました。まぁね、ancestorという単語を知らないレベルではしょうがないか。

でも怖いなぁ(笑)。

「お化けが家に戻ってくる!」

これではご先祖様に対する感謝の気持ちが起こる前に逃げ出したくなります(笑)
でも「海外旅行ができる日」なんて答える子どももいそう。それはそれで怖い!

 

お盆、、そして終戦記念日。

 

こういうときこそ愛について、平和について、考えてみてはどうかなと思います。

自分の人生について、自分を産んでくれたご両親について、今まで自分を支えて
くれた友達、先生方、そして愛する人について、考えてみてはいかがでしょうか。

ホントにいつもありがとうございます。
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(追記)母のお墓参りにいってきます。

  

 

2008年8月14日

蛍雪時代9月号発売中

ブルーインパルス

新千歳空港で偶然ブルーインパルスに遭遇し、大興奮した酒井社長から(笑)
画像が送られてきました。爆音とスピードに圧倒された!とのこと。

でもそれぞれの画像、どれが上なのかわからないので、酒井さん、間違って
載せてたら連絡してください。間違っていてもたぶん誰もわからん気がするが。

さて、蛍雪時代9月号が発売になりました。

もうお読みの方もいらっしゃるかもしれませんが、巻頭カラーページの企画で、
和田秀樹&木村達哉の対談が載っておりますので読んでくださいませ。

東京のスタジオで収録しました。そのときに、カメラマンにかなり多くの写真を
撮られました。着せ替え人形のようにいっぱいスーツやらシャツやら着ました。

芸能人って大変やなと思いましたねぇ。

まぁ何を着ても見た目の悪い私なので、あんまり関係ないんやけど(@。@;)
せっかくスタイリストさんとカメラマンさんまでいらっしゃってたんでノリました。

*******************************

では木村先生、笑ってください!

ガハハハハ!

おぉ!(カシャーカシャーカシャー)いいですねぇ。(カシャーカシャーカシャー)
では次は微笑んでください!

ウッシッシッシ!

あぁ!(カシャーカシャーカシャー)いいですよぉ!素晴らしい!(カシャーカシャーカシャー)
写真だと微笑んで見えます!(カシャーカシャーカシャー)では、怒って下さい!

ゴォルァ!バント練習をちゃんとせんから失敗するんやんけ!

いいですねぇ!(カシャーカシャーカシャー)すっごく(カシャーカシャーカシャー)なんというか!
そう!(カシャーカシャー)リアリティが出てますよ!(カシャーカシャーカシャーカシャー)

******************************

こんなおバカなことをしながら、撮影はつつがなく進み、大遅刻してきた(秘)
和田先生も一緒に何枚か写真を撮りました。

どうして灘の連中って本番に強いんだろう?という話とか、保護者の役割って
結局こういうことなんじゃないか?なんていう話などで盛り上がりました。

いつもどおり編集の方々が非常に優秀で、あんなにも(笑)取り止めのない
対談だったのに、とっても素晴らしい対談記事になっております。

蛍雪時代9月号、どうぞご覧下さいね。よろしくお願いいたします。

蛍雪時代、読んでみようかなと思われる方は愛のクリックを!
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(追記)和田さん、ホントに頭いいわぁ。着替えの間に映画の話も聞けました。
     違う世界へ行くと人との付き合いも変わるよという言葉が深かったな。
    

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